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『哲学から学ぶ パートⅡ』

こんにちは。

沖縄県在宅支援センタースタッフです。

前回より、
哲学から今を生きるさまざまなヒントがいろいろと隠されていることがあります。
そこで、前回紹介したのソクラテスに続き、今回は・・・
デカルトです!

ある人が、こんな悩みを持っていました。
「私は家族とうまくコミュニケーションがとれず困っている。そのため、家の中で浮いた存在のような気がする。
何かあるたびに悪いのは私のせいと言われ、けんかになってしまう」そんな方がいたとします。

このご時勢、自信をなくしているお父さんはたくさんいます。
不景気で仕事もうまくいきません。家族がいちばん大事なはずなのに、
ろくに口も聞いてくれない家族に対して、つい、八つ当たりをしていまいます。

そこで哲学者デカルトの登場です。

「我思う、ゆえに我あり」のフレーズは有名ですよね。

デカルトは人生で多くのことを悩み、苦しみ、そして旅に出ました。
彼は諸国を旅して回りましたが、風景や人情を楽しむ旅とはほど遠く、
自分とは何か、人とは何か、この世とは何かを問い続けるる旅でした。

それはすべてを疑うプロセスでもありました。

ほんの少しでも疑いをかけるべきものはすべて誤りとして廃棄していった結果、
残ったものは自分自身しかありませんでした。
つまり旅の到着地は自分だったのです。

もう、何も悩む必要はありません。
いくら家族と意見が食い違おうと、責められようと、私は私なのです。
自信を持って判断して、自信を持って生きればよいのです。
「我思う、ゆえに我あり」ですから。

自分を世界から切り離して考えます。
世界にどっぷり浸かった自分を外から冷静に見ることなんかできないからです。

世界と切り離した形で自覚することで、初めて世界に飛び出すことが
できるのです。

先ほどの悩みに対するデカルトの答えはこうです。

「家族といえども世界です。しっかり自覚を持った自分がそこにいて、
 状況を客観的に把握して、空気を読んで、最適の言葉を選ぶようにしましょう。
 自信をもちましょう。自信の根拠なんかいりません。
 自分がいるから、自分が考えるから、この世は存在するのです。」

皆さんも哲学の本、読みやすく、わかりやすい本もいろいろありますので、
読んでみてはいかがでしょうか?

次回もまた紹介しますね!
『哲学から学ぶ パートⅡ』


Posted by 沖縄県在宅就業支援センター at 2011年07月30日   10:00